夏最後の遠征を前に野球部は

2日間の休みが貰えた


お盆で監督も墓参りなどがあるのだろう



早速康平は恭二と作戦を練る


恭二の考えは“女の痛手は女で治す”


手ごろな子を3人呼び

6人で大阪市内のプールにやって来た


直射日光は体力を消耗させるので

室内プールを選んだ



恭二のスタイル重視で女の子を

選んだのは正解だった


周りの殆どの男が振り返って見ている


恭二も康平もそのモデルのような

女の子らと楽しんだ


拓も気を使って笑顔は見せているが

心はどこか別なところにあるようだ



拓に見えない所で康平が恭二に

耳打ちした


「おい恭二!

今日は拓の為に来たんやからな!

女の子持って帰ったらあかんぞ~」


しかし恭二は懲りない


「え~それとこれは別ちゃうん?

ってか康平も誘われてたやん!

咲季には内緒にしといたるで~」



そう言いつつも拓が乗り気ではない


(今日の所は我慢しとくか…)