夕貴の話を聞き真琴と理香は

自己嫌悪に陥った


知らなかったとはいえ

夕貴の事を誤解していた自分たちが

恥ずかしくなった


夕貴の本心は解ったが

それを拓に言う事は口止めされていた


言ったところで夕貴の決心が

変わらない以上意味はない


他の方法で励まし続けるか

拓が自分で立ち直るのを待つしかなかった




真琴は夕貴の言葉も気になっていた

“拓を助けられるのは私だけ?”


拓を傷つけない為別れを選んだ自分


それなのに反対に拓を

苦しめているのはこの私…!?


苦しんでいる最愛の人を

どうする事もできない自分を恨んだ