気の進まない思いのまま

拓は駅についた


もう康平や咲季 

咲季の友達が待っていた



そこにはファッション雑誌から

ぬけでたような流行の洋服に

身をつつんだ女の子が


「初めまして~ヨロシク!」

と挨拶をしてきた



拓は気がすすまないものの


「咲季ちゃんも

咲季ちゃんのツレも可愛いな~」

と満面の笑顔で答えた


社交辞令ではない 

自然と出る言葉は天性か?



そこに遅れて恭二が登場


「おまたせ~~~♪」



かなりレベルの高い彼女らを見て

一気にノリが良くなった

恭二はこう言った


「今晩は帰すつもりないから

覚悟しといてや~!」


相変わらずの軽い遊び上手な恭二



ノリノリの恭二と 

どこか乗りきれない拓がいた…