お昼まえに康平たちがやってきた

手にはコンビニで買った袋を提げている


「こんにちは~!おばちゃんおらんの?」


「さっき出ていった~あっ咲季ちゃん

ゆっくりしてってや~」


康平らが買ってきたお弁当で

食事をすませ2階にあがった


康平はまるで自分の部屋のように

寛いでいる


新作のDVDやCDをチェックして

その中から新作のアルバムをかける


何も言わない拓に康平が尋ねた


「拓、今日は振られたんけ!?」


「も~康ちゃん!」

咲季が気を使って康平を止める


「アホか!あの子は忙しいんや!」

拓がふくれている


「それより彼女の話聞かせてよ~」

咲季が身を乗り出し

興味深々に聞いてきた


拓が咲季の前では素直に語り始めた