家に着いた…


一緒に降りて母に挨拶してくれ

その後待たせておいたタクシーで

帰って行った


ポカンと心に穴が空いたようだ

今まで逢っていたのにもう寂しい…


これからの5日間が思いやられる



あれこれと聞きたがっている母を

適当にあしらい自室のベッドに転がる


(昨日はここに拓が居たんやなぁ~)

不思議な気分だった


その日緊張してなかなか眠れなかった



昨日の夜は、目を開けるとじっと

こっちを見つめる拓がいた


下の布団で寝ているはずの拓が

いつの間にかベッドの横に来て


頬杖を付いてこっちを見ているのだ


寝れる訳なかった


そのうち拓はベッドに顔を伏せ

眠ってしまったようだ


その顔を見てやっと私も寝付く事ができた