電車を降りあの公園にやってきた

真琴が初めて薫の存在を告げたあの公園


「ここ久し振りやな・・・」

「うん・・・」


「今日ごめんな!突然で」


「そんな事ないよ~

めっちゃ美味しかったし楽しかった!」


「俺はホンマはずっと二人で

おりたかったんやけどな(^_-)-☆」


「拓二人分食べてたのによう言うわ!」


「バレてた~!?」


二人は顔を見合わせ笑った


拓は秋の大会の結果で選抜の権利が

かなり高い確率であると

監督から聞いた事を真琴に報告した


拓が先発でマウンドを任される事に

なるだろう


「また人気でるな!」

私が冷やかすと


「俺は真琴一筋やもんね~」と

ケラケラ笑っている


少し距離をおいた事で拓への気持ちが

確信できた


拓が送ってくれると玄関に現れた時

本当に嬉しかった


もうこの気持ちは誤魔化せない・・・