そんな響をみていて

兄弟の絆に強さを感じた


私以上に響は責任を感じているのだろう 

一緒にいた響の彼女もそうに違いない


薫の身内だけではない

薫の事を知っているすべての人が

悲しみと闘っている・・・


運命だといってしまえば

簡単かも知れない


けどそんな運命なんて

あまりにも酷すぎるよ!


どうか神様・・・

もう一度、笑顔の薫に逢わせてよ・・・


拓の優しさに惹かれながらも

やはり薫に会うと

気持ちは引き戻される

ますます思いは大きくなる


高い秋の空にポツンと浮かんだ

はぐれ雲・・・


拓と薫の間で揺れ動く

今の私のようだった・・・