5人は恭二の店の一番奥の席に座った

何も頼んでないのに

コーヒーやジュースなどが運ばれてくる


由紀が自己紹介して

壮太と理香もそれぞれ挨拶した


「真琴~どうやった?

またやりたなったんちゃう?」


「何か懐かしいなぁ・・・でも無理!

身体なまりまくってるもん」


「今日は祥子は~?」


「えっと・・・」


私と由紀の微妙な返事に

理香は何かを感じとった


そこにいるメンバーはみんな

事情を知っている


理香は敢えてその場で切り出した


「真琴、祥子の気持ちはもういいん?」


「うん、同級生の子に告られて

もう今付き合ってると思う・・・」


「そうなん・・・」


「それ聞いて安心したから真琴も

拓くんの事、打ち明けたんやでなぁ~

それから祥子、何か変やねんなぁ・・・」


由紀が助け舟をだした

「・・・真琴何も悪くないよ!」


理香には祥子の気持ちもわかる

ずっと拓に恋してた祥子を見てきたから


でも真琴の気持ちも良く解った


(やっぱり薫の事、祥子にも聞いて

もらわんなこの誤解は解けへんやろう・・・)


理香は次の日祥子を呼びだした