大歓声の中ダンス部の演技は終った


私たちは舞台の袖で

理香たちが出てくるのを待っていた


拓が「もう~真琴しっかせえよ!

突っ込んでくれんな俺がサブイやろ・・・」


さっきの拓の一言を言っているのだ


みんなが一斉に笑いだした


色黒の裕也が言った


「拓ちゃん~焦らすなよ!

いつから変態なったんかと思たし~」


「アホか!変態ちゃうわ~

ちょっとエロいだけやんけ!」


(何ですか・・・この会話は!

どっちも同じやん・・・)


私は拓のイメージを保つため

必死で由紀に取り繕った


暫くして通りかかった壮太先輩に

声を掛けられた


「あっマコっちゃん!久しぶり~」

「こんにちは!ご無沙汰してます」


理香と壮太はあれからずっと続いている


理香たちが出てきた


「ちわ~っす!先輩、咽喉渇きません?」


拓の誘いで恭二の店に行く事になった


裕也はたこ焼きの番がきたと呼びだされ

戻って行った


壮太先輩となら待ち時間なく

中へ入れる事を拓は知っていた