「今日は有難う、薫も喜んでると思う」

「こっちこそ無理ゆうて悪かったな!」


拓が薫に会ってくれた事で

真琴はこれから素直な気持ちで

拓に接する事ができる気がしていた


拓も薫に会った事で

自分の知らなかった真琴の事も

もっと理解出来る気がしていた


私はこの時ある気持ちの変化に気付いた


薫の事を忘れた訳ではない

気持ちが冷めた訳でもない



言葉で表現するのは難しいが


愛よりも大きな友情


たとえこの世の終わりがきても

戦い続ける


“ともにに闘う同志・・・”



二年の月日は真琴の気持ちを

除々に変化させていった・・・