高い空に白い雲
香が丘中は秋の校外学習のため
奈良公園にやってきた
校外学習といっても秋の遠足
みんな子供のようにはしゃいでいた
薫とはクラスが違うため
午前中の見物は別行動
午後からの散策は
一緒に行こうと約束していた
理香と奈央とバスを降りて
笑い声のする方を見ると
誰かが鹿を威嚇していた
「また誰か変なことしてんで~」
「うわっ!ひょっとしてあれ・・・!?」
理香も奈央も苦笑い
やはり薫だった
「もう真琴がおらんな
何するか分からんな~」
「ホンマに~真琴もあんなんの
お守り大変やろ?」
そんな事を言って私をからかっていたが
薫の横で同じように
鹿にメンチを切っている高橋に
奈央は気付いていなかった
三人で見物というよりは語りあった
高橋と奈央も上手くいってる
理香は恋多き女をきどり
良い男を選んでるんだと言った
もうずいぶん経つがまだ選べていない・・・
香が丘中は秋の校外学習のため
奈良公園にやってきた
校外学習といっても秋の遠足
みんな子供のようにはしゃいでいた
薫とはクラスが違うため
午前中の見物は別行動
午後からの散策は
一緒に行こうと約束していた
理香と奈央とバスを降りて
笑い声のする方を見ると
誰かが鹿を威嚇していた
「また誰か変なことしてんで~」
「うわっ!ひょっとしてあれ・・・!?」
理香も奈央も苦笑い
やはり薫だった
「もう真琴がおらんな
何するか分からんな~」
「ホンマに~真琴もあんなんの
お守り大変やろ?」
そんな事を言って私をからかっていたが
薫の横で同じように
鹿にメンチを切っている高橋に
奈央は気付いていなかった
三人で見物というよりは語りあった
高橋と奈央も上手くいってる
理香は恋多き女をきどり
良い男を選んでるんだと言った
もうずいぶん経つがまだ選べていない・・・