「薫・・・大好きやで!」

「わかってるよ~俺の方がもっと好きやで!」

そう言ってニッコリ笑う


「もう~真剣ゆうてんのに~!」

「俺のほうがずっと真剣やと思いますぅ~」


おかしい・・・

マジモードの私を今度は薫の方が

はぐらかしているようだ

なんで・・・!?


この薫なら私がそんなスキを見せれば

即、押し倒すと思ってたのに・・・

(何か意外・・・)

私の方が恥ずかしくなってきた


一方薫は

(何やねん~こいつ・・・

そんな目で見るなよ!

もう我慢できへんやんけ~)


俺のいつものエロい誘いにも巧い事

逃げてきたくせに

今日はどないしたんや!?


まさか真琴から誘ってる? 

俺を我慢させてると思ってるんか?

・・・悪いな~悩ませて!


俺はもうちょっと真琴が大人になるまで待つよ

初めて真剣にホレた女やからな!


大切なものを守るため薫は欲求を理性で抑えた


でも少しもったいない気もする

「ちょっとだけ触らして!?」


バシッ!!!!!!


真琴の投げたクッションが

俺の頭に命中した・・・