薫と仲直りした私は毎日が幸せだった

私はA組、薫はD組と

クラスは離れてしまったが 

1日1回は必ず薫は私のクラスに遊びに来た


男友達も大事にして欲しいので

毎休み時間というのは

止めておいた・・・(笑)


帰りも早く終った方が待って一緒に帰った


クラブのない日や早く終った日は

帰りに薫の家に遊びに行った


時々私の家にも来た


初めは二人っきりになりたいからと

兄があまり家に居る事のない自分の家

誘う事が多かったが

人懐っこい薫は私の家にも喜んで来た


母も薫を気に入った

時々晩ご飯も一緒に食べた


まるで自分の本当の親のように薫は甘えた

母もそれに答え優しく接した


(もし薫が昔のままの金髪にピアスの

あの風貌で現れたら

お母さんどうしたやろう!?)


想像すると可笑しかった


私たちは本当に幸せだった


永遠にこの日々が続くものだと思っていた



あの日までは・・・