(効果音:小鳥の鳴き声)

気持ちの良い月曜日の朝だった!

小鳥のさえずりが新しい朝のおとずれを祝福し、元気の耳をくすぐった…

元気:
『マーム!!』
『オッパッピ〜』

マーム:
『オッパッピ〜』



G:『僕、もうすっかり治ったよ』


M:『…よかったね!
G:『お母さ〜ん!』


元気は足音を響かせ、一階のダイニングキッチンまで走っていった!


マームは覚悟を決めていた!
何かがおとずれ…その後、お別れが待っている事を…

マームにはしかし、何がおこるかまでは、わからなかった!
しばらく物思いにふけったが、マームは小ちゃいほっぺを2度叩き、充血した目を覚まし、もう一度気合いを入れ直した。

(こうしてる場合じゃない! 家の中でも何がおこるか分からないっ!)

マームは小さい羽を駆使して、狭い扉の隙間を擦り抜け、ダイニングキッチンへと向かった!



元気は先程の元気はどこへやら…すっかり元気を無くしていた。

それもそのはずだ!
元気は金曜日の学校での一件をお母さんから全て聞かされ、しょげこんでいた…

お母さんは元気がきっとショックを受けるだろうと思ったので、寝込んでる間は話をする事ができなかった…
そして休み明けの今日、できれば気持ちく登校させてあげたかったが、どうしても打ち明けなければならない内容だった…


『…今日もう一日休もっか?』

お母さんが元気に尋ねた!


元気はしばらく考え込んでいたが…


元気:
『いや!行く! こういう時こそ行かなきゃ!』


お母さんは、すこしずつではあるが、徐々に男らしく成長していく元気を、少し誇らしげに見送った!