手紙を書き終えたあと、持っていたタオルがビショビショになっていることに気づく。 なぜ、最後の最後で謝るんだろう。 なぜ、謝りたいと思ったんだろう。 気持ちが走るままにペンを滑らせてから、自分でもよくわからないトコロが 多々ある。 もう一度ベッドに入って、考えを整理した。 そして、気づく。 この手紙には、ある部分が欠けていたことに。