私は、自分でも気づかないうちに、 相原をどんどん好きになっていった。 見えてくる一つ一つの良いトコ、悪いトコ、全て愛しくて。 誰かを”好き”になるって、こんなに幸せなことだったんだと思った。 ずっとこのまま、幸せな恋ができる。 そう思っていた。 その先にある絶望も知らずに。