「そろそろ帰る?」


「そうだね」


席を立ちカフェを出る




これが私と零くんを大きく動かした



8時ともなると夏目前の季節だが空は真っ暗



「この辺り暗いし急いで帰ろう」



「……うん」



あゆみを追いかけようとした時




「永奈……」



ストーカー男が現れた



「永奈?知り合い?」


「あゆみ……走って!」



「えぇ!?」



あゆみを無理矢理走らせとにかくあの男から逃げようとした