「こんな所に居た」
ガラッと教室の扉を開いたのはあゆみ
「零と何かあった?」
「違う……ちょっと」
私は言葉を濁しあゆみの目を見ずに答えた
「ほら行くよ。買い物付き合ってくれるでしょう?」
あゆみは私が泣いていること気が付いてるのに何も言わない
その気遣いが今は嬉しい
「ケーキ食べに行くよ」
「え!?服は?」
「そんなのあとよ」
私の腕を掴み走り出すあゆみ
だけど走ってると気持ちが風と共に流れる
悩んでも始まらないよね
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…