「どーぞ」

一人が道を開けてくれた。

「あ、ありがとうっ」

私は案外いい人達だと
思いニカッと笑う。


「なんか・・・
小動物みてぇ」

輪の中心でせっせと荷物を整理する私を
男の人たちは観察。