そして帰り道――― 「慶太っ」 「ん?」 いきなり名前を呼ぶ私に 少しびっくりしたみたい。 「このまま・・・ け、慶太のお家行っても い、いいかな?」 すると嬉しそうに顔を緩めていいよ と言ってくれた。