!!???!?


ちょっ、神林くん、それ、えっと!!?


「さんきゅ」


いやいや落ち着こう!

今どき、か、間接……キスで……騒ぐ高校生なんて、いないよね!


深い意味ないし。

う、うん。


だよね……?


チラッと神林くんのほうを伺ってみようとして……


「笠原もコー
「弥白ーーーーー!!!!!」

「っはぃいぃ!?」


背後から急に呼ばれた。

もう、なんなんだろう今日は!?


「弥白のバカッ! なんで黙ってたの!!」

後ろからがつんとぶつかられる。


「ゆ、ゆゆゆ弓美? 弓美ちゃーん?」


大声でわたしの名前を呼んで入ってきたのは、弓美だった。


振り向くと入り口に、気まずそーに彼氏さんが立ってる。

あ、実物の方がプリクラよりカッコイイんだ……じゃなくて。


「ゆ、弓美? どしたの? 痛いよ?」


弓美が、ぎゅーっと抱きついてくる。

と言うよりはコレ、絞められていませんか?


「……弓美ちゃーん?」

「弥白が、わからずやだからっ……い、痛めつけてんだもっ……」



……ん?

これは、泣いて、る?