それから、恭はご両親と一緒に挨拶まわりに行った。

あたしは、ちょっと疲れたから近くにあったソファーに座った。


周りを見渡すと、綺麗な人達ばかりで自分には似合わない場所だなと思った。


そんなとき、1人の可愛い女の子があたしの前に来た。


「隣いいかな?」


「あっ・・・・どうぞ!」


女の子は、あたしの隣に座った。


ちらっと女の子を見ると、目があってしまった。


彼女はニコッと笑って、


「あたし、結城 麗奈(ユウキ レイナ)。
よろしくね!
あなたは?」


「あっ・・・天野憂莉。
よろしく。」


あたしはちょっと人見知りだから小さい声で言ってしまった。


でも、彼女は嫌な顔1つせずに色々お話をした。


彼女は、あたしと同い年で、結城株式会社の令嬢だそうだ。


でも、退屈でぶらぶらしてるところにあたしを見つけたそうだ。


「あなたは、どうしてここに?」


「えっと・・・・、恭に連れて来られたっていうか、連れて来てもらったというか・・・・。」


「えっ!?
恭って・・・・恭くんのこと??
もしかして、憂莉ちゃんって恭くんの彼女?!」            

麗奈ちゃんは、驚いていた。


「・・・・うん///
麗奈ちゃんは、恭のこと知ってるの?」


「まっ・・・・まあね。」


何か、麗奈ちゃんが隠してる。


「麗奈ちゃん何を隠してるの?」


「まぁ、過去のことだからいいかな。
あのね・・・・、」