あれから三週間後の事だった


昼飯を食べて居たとき

クラスの女子が泣きながら教室に入ってきた


もちろん教室に居る女子たちが慰めに行った


何をそんなに泣くことがあるんだと思っていた時


「伊藤君…彼女出来たんだって。それも同じクラスの美花って子…。ムカつくけど諦めないとダメだよね…」


そう言ってその女子はまた泣き始める


美花?

…美…花?

もしかしてあのときのあいつと美花ちゃんが…

嫌だ

嫌だ嫌だ嫌だ


「ちょっ柴市、大丈夫かよ柴…」


目の前がまっくらになった