自分の家を出て、門の前を見ると
誰かが立っているのが見えた。



「湊くん?」



「おう!蓮、おはよー」



「おはよ!」



そう言って、手を出して来た
湊くんに微笑みながらあたしは
手を繋いだ。



「湊くん、手暖かいね!」



「そう?蓮が冷たすぎるんじゃね?」



「そんな事ないよー!」



湊くんは今、大学2年生。
そしてあたしは高校2年。

年の差、3歳。



んま、そんなに離れてないけど
湊くんは大人っぽいから
めちゃくちゃ離れて見える。