聞くのはちょっと怖かったけど
自分の命なんだし聞いた方がいいと思った




「先生、変な事聞いていいですか?」




「なにかね?」




「私は後、どれぐらい生きれますか?」





「…!!」



その言葉を聞いた先生は
案の定びっくりしていた。




「聞きたいかい?」




「はい」





困った顔でカルテを見ていた




「君は小さい頃の余命宣告覚えてるかい?」




「確か、20歳でしたよね」




うんと頷く先生を見て
まさかとは思った。