ダメダメ。
さっきのことは忘れてこれからののことを考えよう。

* * *
門をくぐり抜けるとそこには今日、入学するであろう人で溢れかえっていた。
「…こんなにたくさんいるんだ…」
なんてひとりでつぶやいていると
トントンッ
誰かに肩をたたかれた。
「…?」
振り向いてみるとそこには受付のお姉さんがいた。
「入学生の子よね?クラスの確認したいから名前教えてもらってもいい?」
「あ、はいっ」
そんなワケで名前を教えるとそのお姉さんは受付のところにかえっていった。