｢あー、そういやそんなのあったな。｣ えっ?
｢ってか、おまえをここに連れてきたのには訳があンの。｣
｢…何？｣
｢コイツらの自己紹介。よーく聞いとけよ？｣
えぇーっ…なんて自己チューなんだ…
｢って訳で、僕は水無月　修哉(みなづき　しゅうや)だよ！よろしくね♪｣
この人は人なつっこそうな可愛らしい男の子。でも、絶対176㌢以上はある。
｢はぢめまして、オレは聖　有希(ひじり　ゆき)。仲良くしてね。｣
こちらは、細身できれい系のサラサラヘアーboy。こんなにきれいな顔が目の前にきたら赤面してしまう。
｢それで、あっちにいる黒髪のが…｣
｢…あ゛ぁ゛っ!?なンだよ?！｣
｢こっちに気づいたみたいだから、自分で自己紹介してもらおうか?｣
｢…あのぅ…｣
ｷﾞﾛｯ
ビクぅっ!?
｢加賀　誠侍(かが　せいじ)…｣
｢え…？｣
｢俺の名前。｣
｢あ、あぁ…。｣


｢終わったか？それじゃ、行くか｣
どこに?
｢おい、架。来いよ入学式行くぞ｣
はぁ!?
｢えっ、ちょ、まってよなんで私の名前しってんのよ！｣

｢ん?あぁ、お前のことならなんでも知ってるよ。なんでもな｣
｢?！｣
なんでもって
…
どこまで知ってるんだろう…。

｢おいてくぞ！早くついて来い。｣
｢えっ、ちょっ待ってよー！！｣
そして、体育館についた。