回ったはいいものの…

どうしたらいいのか。

植松さんはニヤニヤしている。

ええい!今だ!

真治は教授の髪を引っ張った。

「痛い!痛い痛い!」

「…え。」

どれだけ引っ張っても髪の毛は取れなかった。

「何してるんだ君!」

「…あ…えっと…すみません、教授の髪の毛にゴミがついていて。」

「そうか。ありがとう。」

俺は急いで席に戻った。

植松さんはお腹を抱えて笑っている。

まさか…嵌められた!?