「父さん!!母さん!!」
「朔か!!お前なんでっ!!」
「例え嫌われていても私の親だからに決まってる!!」
「ごめんなさい」
母が泣いた。あんだけ憎くては縁を切った親なのに私も自然と涙が零れた。
「早く逃げよう!!」
「あぁ。准を抱っこしてくれ!俺は母さんを雄ぶるから!!」
私は素直に准くんを受け取り着た道を父さんと共に走った。
「朔。俺たちはお前に酷いことをした。本当にすまない。後ありがとう。」
「ありがとう。朔。愛してる」
「え?」
父さんと母さんがそう言った瞬間柱と天井が崩れ父さんと母さんは潰れた。