「残りの2人は!!」 「…うぅ……っ今日の…っ…仕事をしてい、る」 「場所は!!」 男は私にしか聞こえないような声で言った後気絶してしまった。 全身の血が止まった。 「おい、朔どうしたんだよ!」 頭が真っ白になりただ遥人の手を引き男が言った所まで走るしかなかった。 遥人の声も鳴る携帯の音も私の耳には届かなかった。 ひたすら走るしかなかった。