「やっぱりお前凄いわ」


「あ、…ごめん」


「ははっ!何笑ってんだよ。…よし。全員縛ったし帰るか?」



「うん!」



倉庫を出ようとしたとき私の携帯がなった。


「はい」


『お前今8人って言ったか!?』



電話の相手のおっさんは何か焦っているようだった。



「そうだけど…」



「馬鹿か!!人数は10人だ!!ちゃんと調べなかったのか!?早く捕まえろ!次の死者が出るぞ!」



全身の血が逆流した気がした。



電話を切り倒れている男に近寄り体を強く揺すると目を覚ました。