「ティラさまぁ」



 う…聞きたくない声。



 シリアの王女だわ…。



「パル王女。どうなさったのです」



「反逆ですって?わたくしも行きたいです」



「パル王女。銅山は危険です。ミラと一緒に王宮に残ってください」



 そう言うとティラは馬を走らせた。



 よりによって…パル王女と…!