信じてたのに…。



 まさか…本当に…第2の妃…?



 パル王女が第2の妃になることを望んでいるのは知ってるけど…。



 ティラ…断ってくれると思ってた…。



「…ひっ…く…」



 すると、ドアの向こう側から…かすかに笑い声が聞こえてきた。



 この…甲高い声は、パル王女。



「ほほほ…。わたくしの第2の妃の座は確定ね。結婚式の日取りを決めたいわっ」