「…パル!!」



 信じてたのに…。



 私が起きぬ、夜明け前からパル王女といたなんて~…。



 私はバルコニーから立ち去り、部屋に入った。



「ミラさまっ!」



「来ないでっ!!誰とも会いたくない!」



 私はドアを押さえて、座り込んだ。