まだ、わたくしに隠してるけど…。



「…第2の妃なぞ、迎えてはなりませぬ!」



「第2の…妃?誰です」



「パル王女です」



 パル王女はきっと第2の妃の座を狙ってるに違いない。



 わたくしはミラを抱きしめる手を強めた。



「…わたくしがミラを守りますが…本当に必要なのはそなた。ティラなのですよ。守ってあげないといけないのはそなたです」