「…それを言うと…私もパル王女が憎いわ。でも、きっとティラは戻ってきてくれるって…し…んじ…っ」



 私は途中で泣き出してしまった。



 『きっと戻ってきてくれるって信じてる』って言いたかった。



 でも…本当に戻ってきてくれる?



 もしかして…パル王女を第2の妃に迎えたら…!!



「王妃!私は…パルを連れて帰ります。王と王妃の幸せのためにも。そして、友好関係を築きたいです」



 …私と…ティラの幸せ…。