そう言って戻って行った。



 きっとユラは…私のこと知ってる。



 パル王女に嫉妬してること。



「席を外してごめんね。プレスト」



「ミラさま!ご気分は大丈夫ですか?」



「えぇ」



 その話が耳に入ったのかティラは心配そうに顔を覗き込んだ。