私は一生懸命走り、王宮の入り口に行った。



「ユラ――っ!」



「ミラ!久しゅうあるなぁ!」



 私はユラのところへ駆け寄った。



 相変わらずキレイなユラだなぁ。



「久しぶりっ。キレイだなぁ。ユラは」



「そなたの変わらず愛いらしさがあるの」



「え――?それお世辞?」