ティラは私の髪の毛をなでて抱きしめた。



「私に嫉妬するとは…。それほどに私を思ってくれてるのだな…」



 大好きよ、ティラ。



 誰よりも大切な人。



「ごめん…。嫉妬してる私がどうしようもなく嫌なの」



「嫉妬してくれると…嬉しいものなんだな。そなたの思いが伝わる…」



 私はティラに抱きついた。



 これ以上ないってほどに。