「指輪・・・?」
桜が見せたのは桜の薬指にはめられた指輪だった。前に桜を見た時は指輪なんてしてなかった筈・・・
「えへへ、プレゼント・・・なの。」
「まさか、話って。」
指輪、しかもプレゼントなれば桜が言いたい事が何となく分かった。つまり桜に出来たんだ。
「彼氏、かぁ・・・」
私はそう呟くと桜はカァと赤くなり俯いた。
「桜?何もそこまで恥ずかしがらなくても・・・」
「っ・・・ちがっくて、あの、私・・・」
次第に桜の大きくクリクリした瞳から涙がぽろぽろと出てきた。
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