「そんなことじゃないだろっ!」

「ほら、こりす。
急がないと終わらねぇぞ?」


りーくんが
紙をひらひらさせながら言う。


「何そ...ぁ.....ああああああああ!」

「馬鹿!声でけぇんだよ」


さりげなく
ペチンと頭を叩かれる。


「痛っ!え、どうしよ!
それ今日までなのに!
え、今18時じゃん!
え~、今日帰るの何時だよ~」