「そ......んな....」

崖から真っ逆さまに落ちたような気分だった。


目の前にいるのは
月島くんの皮を被った別人だと
思いたかった。



でも、そんなことあるわけがない。


じゃあなんで....



「...んで、.............の?」



「は?何て言ってんの?」



「んでっ、なんで帰ってきたんだよっ!」




どわっと涙が溢れてくる。