近くのファミレスまでは、学校から徒歩5分ぐらいらしい。

直樹は楽しそうだけど...


あたしは、直樹の少し後ろを歩きながら、なんか微妙な気持ちになった。


だって、考えてなかった展開だったから...



歩いてる途中、会話がなくて困ったから適当なこと聞いてみた。

「ね?もう野球はやらないの??」


すると、直樹はキラキラした目であたしを見て言った。


「へっへっへ~、俺はやりたい事あんだ。野球よりもっとカッコイイ事♪」


そうなんだ。
なんか、すごいな...
あたしも何かやらなきゃな。


けど、直樹は何をやるのかは教えてくれなかった。