「えー...では、今日はこの辺で帰宅となります。高校生としての自覚を持って、生活をして下さい。それではさようなら。」


まぁ、有りがちな風に高校初日は終わりを遂げた。


誰か女の子に話かけてみようと思ったら、それよりも早く直樹が話かけて来た。

「なぁ、たまには一緒になんか食っていかね?」


ちょっとビックリした。


だって、直樹は幼なじみだけど一緒に過ごしたのなんて、小学生四年くらいまでなもんだったから。


けど、悪い気はしなかったから
「えー?何、おごってくれんの??笑」


いきなり、誘われて少し動揺してたから、照れ隠しにそう答えた。

けど、直樹は
「いいぜ~。俺バイトしてるから金あるし。行こっ♪」

って。

なんか、大人になったんだな...
昔なら、「はぁ?!」って絶対言ったのに...