次の日は、いつもみたいに部活終わって、みんなでワイワイ帰った。

家着いて、ご飯食べ終わったら親に言われた。

「実は引っ越すかもしれないの。引っ越す確率90%、引っ越さない確率は…」

「10%」

親が答える前に私が答えた。
さっさと部屋に戻りたかった。
目にたまった水を流してしまいたかったから。

「やだよ?」

私はそう言い残してリビングを後にして、自分の部屋に向かった。

たくさん溢れ出す涙。

きっと悲しいだけじゃない。

そんな気がしてた。