「待てよ!!」


がしっと腕を掴まれた。


「痛いんだけど・・・」

「んな理由で納得できねぇ」

うわぁ・・・
面倒くさいタイプだぁ・・・



「ホントごめん。無理」

「調子のんじゃねぇ・・・グハっ」


面倒くさかったから
蹴った。


「はぁ・・・」


稀にいるんだよね~
ああいう人。

「お見事~」
「は?」

物陰から1人の男

「あんた、もう関わるなって
   いったの聞いてなかった?」

「聞いてたよ、あと
  オレのことはマサキって言って」

今朝の男だ。

「ヤダ。キモい」

「酷いよ~杏~」
「キモい」

アタシは
男を無視して歩き出した。


ケド・・・