「は？」
アタシは、
クルリと後ろを向き
体育館の方に歩き出した。
「は、何処行くんだよ」
「話しかけんな、アタシ
年下とか、マジで興味無いから」
そのあと、
男が何かゴチャゴチャ言ってたけど
無視して歩いた。
「待てよ」
肩をがしっと掴まれ、
男の方に体が向く。
「んなこと言ってんのも
今のうちだよ？」
「は？」
意味不明。
「すぐに落ちるよ？」
頭大丈夫？
コイツ・・・。
「オレ、神埼マサキ（かんざき）
1年だから」
「興味無いっつってんでしょ」
再び体育館の方に向かおうとするが、
肩を掴まれているせいで、
「離して、キモい」
「名前」
「は？」
