「あ、起きた」

男はムクッと起き上がり、
アタシの事を見てきた。


・・・何コイツ


「何度も邪魔、邪魔ってウザい」

「は?」

そして、

急にアタシになめた口をきく男。

・・・何コイツ


「ここはおめェ専用のベンチじゃ
ねぇんだよ」

「は?」

しかも、すごい目つきで。

・・・何コイツ


「・・・は?って、日本語通じてる?」
「・・・」


呆れた。


ぅぜぇコイツ。

「そっちこそ、初対面の相手に
その口、ふざけてんの?」

アタシがそう言うと、

男がアタシの前に立つ。


・・・

つぅか

背高いんだけど、


見下ろされてるんだけど、