「ほんとゴメン。こんなに好きなのに・・・」
「・・・」
「言える?」
「多分・・・」


真司にひと通り、泣きながらも説明した。
竜也は他校の高校3年生ということ。
おもしろくて、リーダー的存在なこと。
信頼してたのに・・・裏切られたこと。



「話してくれてありがと。
バイト、辞めな。旅費くらい俺が出すから」
「・・・うん。でもお願いがあるの」
「お願い?」



「今すぐ抱きしめて・・・」