「というわけなんですが・・・


はいっ聞いてる!?立石さん!!」




担任の声が響いた。




っ・・・


しまった〜



「すみません」



私は恥ずかしながらもそう言った。



ただいま帰りのHR中・・・



「おいっ立石、


部活のこと考えてたんだろっ」



こそっと隣の席の津久野が言ってくる。




津久野は低学年リレーで都大会をおしくも逃した。



一年のもう一人は松崎流星。




私達とは訳が違う。



あと0.01秒だったのだ。



まあ私達と同じように都大会に繋げられる大会にでる。